コロナウイルスについての会長山田豊文の考えの続編です。
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新型コロナウイルスに関する前回の記事の続きを書きたいと思います。なお、この記事の最大の目的は、より正しい方法によって新型コロナウイルス・パニックを乗り越えることだと考えています。
いま起きている最大の問題は何か…、これについては様々な見解があることと思いますが、特に日本においては、いわゆるパニックと言うに相応しい状況になっていることを挙げておきたいと思います。野球もサッカーも大相撲も無観客試合にし、挙げ句の果ては春のセンバツ高校野球大会も中止になりました。球児にとってはこの日の為に厳しい練習を重ね大会出場を夢見てきたはずです。小中学生の登校中止も卒業式など楽しみにしてきた子供達の思いは全く無視して簡単に決めてしまいました。まさしく日本社会全体がパニック状態になっているようにみえます。パニックというのは混乱している状態ですから、より正しい対処方法が見えなくなってしまっている可能性が高いということです。
実際のところ、このウイルスはどういうものなのか…、ということについて、最初にまとめておくことにします。このウイルスの遺伝子の塩基配列は既に解読されていて、以前に確認されている、どのウイルスと、どの程度の相同性があるかが明らかにされています。ただし、それは2番目に重要な情報であって、1番目は症状や致死率などの臨床像でしょう。
日本人にパニックを起こさせた最大の原因は、中国の武漢における致死率の数値だと思われます。中国の武漢に住む高齢者は、現地に広がっていた大気汚染によって、気道内表面が侵されており、侵入してきたウイルスを追い出すことが出来ず、気道や肺でのウイルス増殖を許してしまったのです。だからこそ、高い致死率になってしまったわけです。
また、重症化や死に至った人は、高齢者や基礎疾患を持っている人が殆どでしたが、最初からそのような内訳が報道されなかったことが、日本人に一層の恐怖感を与えることになったと思われます。このあたりは、ニュース性を高めようとする報道陣の企みを感じることが出来ます。
次に、このウイルスの遺伝子についてですが、コロナウイルスの一種であるSARSウイルスの遺伝子との相同性が79%であり、ヒトの細胞表面に在るACE-2という受容体を介して吸着・侵入する経路も同じである。従って、充分に怖いウイルスである、という印象を強く持たされました。
そもそも、コロナウイルスというのはインフルエンザと違い風邪の原因ウイルスの一つであって、主には4種類が巷に蔓延していて、それは大抵の人が子どもの頃に感染し、いわゆる風邪を引き、その時に抗体を作っています。ですから、子供たちは感染してもすぐに症状が治まるのです。
結局のところ、この新型コロナウイルスを、どの程度恐れるべきなのか…ということについては、少なくとも日本の子どもたちや若者たちについては、それほど恐れる必要は無いということです。
必要以上に恐れるあまり、大人の社会も含めて、大変な状況になってしまいました。仕事を無くされた人も沢山いらっしゃいます。今後も、非常に不幸な状況に引きずり込まれていく人が後を絶たない感じがします。この機会に、多くの人が正しい捉え方に改めていただけることを願うばかりです。
では、新型コロナウイルス対策の切り札となる方法について、前回投稿の詳細版を挙げておきます。目指すところは言うまでも無く、気道内表面の細胞たちを元気にすることです。
具体的には、先ずは中国の武漢の二の舞にならないように、汚染された空気を吸わないことです。日本の空気は比較的マシかも知れませんが、平均すればキレイと言えるようなものでもありません。出来る限り空気の綺麗な所で過ごしたり、そのような場所に出かけたりすることです。気候も良くなってきましたので、休日にはハイキングなどをされたら如何でしょうか。
平日は、業種によっては何らかのガスや粉塵の舞う作業現場があるかも知れませんので、そのような場合はしっかりとした防護マスクを装着するようにしていただければと思います。気管や肺の調子を崩すことが、今回の新型コロナウイルスの感染率を大幅に高めてしまうことになりますから…。
次に、粘膜上皮細胞の健全性を維持したり増進させたりすることが出来るように、必要な栄養素や成分を与えることです。栄養素としては、β-カロテンなどのビタミン類や、粘膜の健康維持に必要となる亜鉛などのミネラル類、これら以外にも、植物性食材には抗酸化成分(ファイトケミカル)が多く含まれていますので、それらを充分に摂取することです。
それと共に、食べることによって出る唾液は、気道から排泄されてきたウイルスを胃に送り込んで強酸攻めにし、無毒化するために大変重要です。硬めの玄米冷やご飯や、硬くて繊維質の多い植物性の食材は、多くの唾液を出すために最適な食材ですので、よく噛むことを意識して食べる事です。
環境中の湿度も大きく影響しますから、滝の水しぶきが辺りに充満している場所とか、湯気が立ち上る温泉に行かれるのも有効だと思われます。部屋に加湿器を置くのも有効です。
次を最後の内容としますが、それは全身の免疫力を高めることです。これについては非常に多くの具体策を挙げることができますので、主なもののみを挙げておくことにします。
一つは日光を浴びることです。単にビタミンDだけの問題ではありません。太陽光を浴びることには計り知れないメリットがあります。子どもたちに外出を禁止している地域もありますが、これは最悪のウイルス対策です。もう春休みになってしまいますが、子ともたちには幼稚園や学校に行かせ、校庭で思いっきり遊ばせるのが最善の新型コロナウイルス対策になります。念を押しておきますが、学校に行かせて教室で算数や国語の授業をするのではなく、体育の時間を増やし外で思いっきり遊ばせる、ということです。
免疫力を高める方法の二つ目は、いわゆるブースター効果を利用することです。現在、新型コロナウイルスのエンベロープ(外側の膜)を壊すために、そこら中にアルコールが撒かれています。それによる最大のデメリットは、他の多くの微生物が死んでしまうことです。人間の体は、環境中の微生物が少なくなれば、それに応じて免疫力を落とす仕組みになっています。多くのワクチンの効力が10年程度で切れてしまうのも、人間が消毒ばかりしてきたことが大きな原因であり、自業自得というやつです。
そのため、私たちは自然に生きなければなりません。自然界に抱かれながら、多くの微生物やウイルスと共に生きなければなりません。人間の、浅はかな知識でもって強引に何とかしようとすればするほど、墓穴を掘ってしまうことになるのです。私たちの体内も同じです。多くの常在微生物によって、病原性の強い微生物が侵入することや増殖することが防がれています。ヒトそのものの力は微力ですから、体に宿ってくれている常在微生物が助けてくれているのです。消毒や殺菌という行為は、その強力な味方を失うことに直結しているのです。
新型コロナウイルス用の薬を開発している人々にとっては、その薬の承認が下りるまでは、このパニックが収まらない方が良いのかも知れませんし、直接関わっていない製薬企業や医療業界、それらをスポンサーにしているメディアも、同じようなことを思っているのかも知れません。しかし、私たちはそれに翻弄されてしまってはいけません。
今回の騒動から学ぶべき事は、私たちの体には、細菌やウイルスを始めとする様々な災厄から体を守る大変優れた防御機能が誰にも備わっていて、真に正しい生活習慣を実践していれば、生涯病気と無縁の人生を送る事が出来るのだという真理に気付く事です。(2020年3月11日)
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